愛の景況

【アヌビアスナナの物語】
 前回記事 → 重すぎる愛

「面会は可能です。中へどうぞ。」
「ドクター、彼女は大丈夫なのでしょうか?」
「峠は越しました。もう、心配ないでしょう。」

DSC_0691.jpg

新芽が出たアヌビアスナナ。
動かせない体は、そのままにして、
開いた病室の入口扉へ、首だけを向けた。

「せんせい・・・」
「俺が悪かった。
 教育と愛情を混同していた。
 俺は君に、、、」
「ううん、そうじゃないの。
 たぶん、やり方(酢の濃度や処理の時間)が間違っていただけ。
 先生と私の想いは、たぶん、一緒だから」
「ナナ・・・」



根に酢がかからなかったようで、
一命を取り止めました。

左右のナナも、白色化した葉は落ちたものの、
新たな葉を広げました。

DSC_0696.jpg

過ちは繰り返さないよう、気を付けます。

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この記事へのコメント

  • シープネス

    こんにちは~
    なんという感動のエンディング…ってまだ早いか(;´・ω・`)
    ナナちゃん、一命を取り留めましたか…良かった
    ウチの大ナナは、腐敗部分を切断する緊急オペで地下茎半分になっても元気に復活してますので
    ナナの強さってスバラシイです(`・ω・´)
    酢の濃度と時間にはお気を付け下さいm(_ _)m
    2016年05月27日 05:33
  • サンザイン

    こんばんは!
    (水草の育成という観点から)ノンフィクション
    なので、今後、どう展開するか分かりませんが、
    正直、私も、禁断の愛に発展するとは思いませんでした。
    作中のナナちゃんは、葉が全部落ちましたが、
    写真の通り、見事に復活。
    (メンテナンス的にも、記事ネタとしても)
    手間をかけてきた子だけに、
    今回の復活は、嬉しかったです。

    >酢の濃度と時間にはお気を付け下さいm(_ _)m
    「過ちは繰り返しませぬから・・・」
    2016年05月27日 20:40

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